RubyMagickでのジオメトリ指定

RubyMagickでは、4要素の数値配列[width,height,x,y]のように明示的 に指定する他に、次のようにX11形式のジオメトリを文字列によって指定 することができます。

一般形式:

"(width)x(height)+(x)+(y)"

(0,0)
  +------------+ 
  |            | 
  |      +     |
  |    (x,y)   | height
  |            |  
  +------------+
      width

幅を指定したいとき:

"(width)x(height)"

Magick::Image#borderなどで用いられます。描画される線の太さなども これで指定できます。

ImageMagick固有の修飾子

イメージサイズの変更に関係するメソッドでは、ImageMagickが提供する 次のような修飾子を指定することが可能です。

サイズの変更を比率で指定する。

%

widthheightは、現在のイメージに対する百分率とみなされます。

Example:
"(width)x(height)%"   => 横が(width)%、縦が(height)%のサイズになる。
"(width)%x(height)%"  => 同上
"(scale)%"            => 全体が(scale)%になる。上の2つの例で、(width)と
                         (height) に同一の百分率を指定したときと同一です。

サイズを強制的に変更する。

!

現イメージの縦横比を無視して、強制的に指定したwidthheight にサイズを変更します。

指定したサイズに収まるようにする。

<

現イメージのサイズが指定したwidthheightのどちらかよりも 小さいときに限って、サイズ変更を行ないます。

イメージサイズは、現イメージの縦横比を保ちつつ、 幅や高さがそれぞれwidthまたはheight の どちらかの大きさになるまで拡大されます。

>

現イメージのサイズが指定したwidthheightのどちらかよりも 大きいときに限って、サイズ変更を行ないます。

イメージサイズは、現イメージの縦横比を保ちつつ、 幅や高さがそれぞれwidthまたはheight の どちらかの大きさになるまで縮小されます。

RubyMagickでの色指定

描画色の指定には、RGB要素を16進表記した"#FFFFFF"やその名称である "White"など、ImageMagickが解釈できる色名を使うことができます。その詳細 については、システムの$(PREFIX)/share/ImageMagick/www/colors.html を参照して下さい。